琿春市春化鎮で、バイクに乗って郵便物を配達する金仁哲さん(2月19日)
吉林省琿春市春化鎮は山道は険しく、村が分散し、配達が非常に不便である。配達員の金仁哲さんは「郵便物があれば鎮に行き、その日のうちに村民に届ける」というモットーを貫いている。ここでは国内の主要都市から発送された郵便物が早くて3日で村民に届き、省内の郵便物は翌日に届く。
近年、春化鎮の多くの若者が農村を出て国内の大都市や海外に出稼ぎに行き、郵便物は家族をつなぐ重要な役割を果たしている。配達の仕事を長くしているうちに、金仁哲さんはお年寄りの家族のような存在になっていった。
金仁哲さんは、30年の配達の仕事により目の病気と関節炎になったと話す。成績が良く、上級部門から昇進し町に異動することを何度も勧められたが、彼は断ってきた。また、友人からの海外で一緒に働こうという誘いも断ったという。金仁哲さんは、「故郷の人たちは自分の家族のような存在、彼らに郵便物を届けることが最大の喜び」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年2月27日