故宮が2020年に満600歳に 『清明上河図』などの展示品で祝福

故宮が2020年に満600歳に 『清明上河図』などの展示品で祝福。2020年、紫禁城は満600歳を迎える。故宮が「大寿」をどのように祝うのかについて、故宮博物院は4日の記者会見で発表した…

タグ:故宮 展示品 祝福

発信時間:2019-03-05 11:10:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

    2020年、紫禁城は満600歳を迎える。故宮が「大寿」をどのように祝うのかについて、故宮博物院は4日の記者会見で発表した。

 

 故宮博物院の単霽翔院長は、「特別な方法で祝いたい。今年下半期から、故宮博物院は最高の展示会を行い、最も優れた快適な参観環境の中で書画・器物、宮廷文化、文人・雅人、行事・風俗、世界文明、考古発見など飲めんから600歳の紫禁城と95歳の故宮博物院の魅力を紹介する」と明かした。

 

 2019年3月に「龍鳳呈祥――故宮博物院収蔵龍鳳題材文物展」、19年4月に「宮廷御医薬展」、19年7月に「良渚玉文化展」、19年11月に「故宮書斎特別展」と「洪武、永楽、宣徳磁器大展」を開き、2020年5月に南唐顧閎の『韓熙載夜宴図』を展示。2020年9月に『清明上河図』と歴代風俗画」展、20年12月に「康、雍、乾磁器大展」を開く。

 

 この過密なスケジュールから、2020年末まで展示会を行い紫禁城の輝きを放ち、故宮ファンを楽しませることが予想される。

 

 故宮博物院は近年、革新的な展示と豊富なノベルティグッズを通して一般との距離を縮めている。2018年、故宮の参観者数は初めて1700万人を突破した。

 

 故宮博物院は一般を対象に分析し、いくつかの新たな傾向に気がついた。

 

 若者は参観の「主力」となっている。2018年の参観者のうち30歳以下は40%、30~40歳は24%を占めた。これらの数字は、故宮博物院が若者にますます注目されていることを証明する。

 

 参観時間が長くなった。単霽翔院長によると、以前は多くの参観者がガイドに案内され、わずか30分で午門から神武門まで見学し、展示会を見ずに出ていた。現在は各所の展示会に毎日多くの人が訪れ、細かい部分も観察し、滞在時間が長くなっているという。

 

 オフシーズンの参観者が大幅に増加し、「シーズンは混雑せず、オフシーズンも人が少なくない」という状況を実現した。2018年、故宮博物院は1日限定8万人受け入れ措置を76日実施した。1月と2月はオフシーズンだが、「賀歳迎祥--紫禁城で旧正月を過ごす」展の開催により参観者は前年同期比50%以上増加し、特に北京市民の増加が目立った。

 

 参観エリアが「中軸線」付近に集中しなくなり、新開放エリアが人気を集めている。時計館や珍宝館などの常設館の参観者は増加し続け、2018年の参観者数は延べ524万人に達し、2013年の2倍となった。

 

 参観者に認められることは、影で努力してきた故宮関係者にとって最高の見返りである。

 

 単霽翔院長は、「紫禁城建設600年に際し、故宮博物院は心を込めて様々な方法、親切なサービスで参観者に最高の文化体験と博物館の旅を提供する」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月5日


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで