89歳帰国華僑:「雷鋒に学ぶ」を一生続ける

89歳帰国華僑:「雷鋒に学ぶ」を一生続ける。

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発信時間:2019-03-05 11:14:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「私は雷鋒より10年早く生まれた。1960年代に彼の事績を聞いてとても感動した。当時、私は雷鋒に学び、良いことを一生続けていく決心をした」。

 

 湖南省永州市東安県の東新路にある普通の住宅街で暮らす89歳の鐘挺華さんは、雷鋒に学ぼうと思ったきっかけについて記者に語った。

 

 鐘挺華さんは1930年にインドネシアで生まれた。両親は広東省出身で、彼は4歳の時に帰国し、広東省梅州市の祖母の家で育った。19歳の時、鐘挺華さんは解放戦争に参加し、1954年に部隊を離れて湖南省に移り、1958年に東安県で就職、1986年に退職した。

 

 東安県は湖南省南西部の湘江上流に位置し、山と丘が多い。鐘挺華さんは、「東安県に思い入れがあり、教育と宣伝の仕事に従事し、雷鋒に学びながら雷鋒のことを宣伝した」と話す。

 

 3つの学習援助基金会を設立し、700人以上の優秀な貧困学生を支援。東安県の小中学校に44体の雷鋒像を寄贈。青少年に法令遵守を呼びかける快板の詩と早口言葉を作成。社会主義的価値観をテーマとした学生の休み時間の体操を作成し、全県に普及。雷鋒に学ぶ行動を続けてきた鐘挺華さんは2017年に「第4回全国未成年者思想道徳建設活動先進活動者」と評価された。

 

 鐘挺華さんは雷鋒像を寄贈したきっかけについて、「子供は祖国の未来。彼らは稚苗で、私たちが守り、育てなければいけない。銅像を学校に設置すれば子供たちは毎日目にし、雷鋒の精神は知らず知らず彼らを感化する」と語った。

 

 手を上にあげる行為は日増しに高まる、「栄える」を意味し、両手を広げる行為は天秤、「公正」を意味し、2人が手を叩き、体の向きを変えて別の人と手を叩く行為は「友好」を意味する。社会主義的価値観を学生に広めるため、鐘挺華さんは数人の友人とともに休み時間の体操を考え、今では県内20校以上の小中学校でおこなわれている。

 

 東安県舜徳学校の蒋旭玲校長は、「鐘挺華さんが考えた体操は子供たちが好きな動作で表現するため好まれ、込められた意味もわかりやすい」と話す。同校は9年制の一貫校で、小学生がこの体操をしている。

 

 2018年10月、「鐘挺華党員の雷鋒に学ぶスタジオ」が舜徳学校に設立された。雷鋒の生涯、東安の雷鋒に学ぶボランティアの写真、鐘挺華さんの雷鋒に学んだ事績などを紹介するこの場所は学校の道徳教育基地、党員活動センターになっている。

 

 3月初め、県内の一部の学生とボランティアが「鐘挺華党員の雷鋒に学ぶスタジオ」を見学し、鐘挺華さんの雷鋒に関する話を聞いた。鐘挺華さんは、「雷鋒は私たちの良い手本。平凡だが偉大であり、誠心誠意、人民に奉仕するという精神を学び、感謝しなければいけない」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月5日


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