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japanese.china.org.cn |05. 03. 2019

福島ロボット開発基地の実験施設が公開 へび型ロボット登場

タグ: 福島 ロボット へび型

 日本メディアによると、東日本大震災と福島原発事故の復旧を目的に設立するロボット研究開発基地「福島ロボットテストフィールド」(福島県南相馬市浪江町)の実現に向け、県は1日、同市に完成した模擬工場と発電所の実験施設を公開した。

 

 2017年6月15日、神奈川県横須賀市は東芝と国際廃炉研究開発機構(IRID)が共同開発した新型ロボットを公開した。長さ30センチ、直径13センチのこの水中ロボットは福島第1原発3号機の原子炉格納容器で調査を実施する。前後にカメラとLEDがついたこのロボットは今夏に導入される。

 

 ロボットテストフィールドには小型ドローンの電波塔が設置されている。そのほか、水害と土砂崩れを再現する実験施設などが2020年3月末までに完成する予定。

 

 公開されたのは高さ30メートルの6階建ての建物で、内部に各形状のパイプライン、バルブ、石段、煙突などがあり、日常検査及び災害対策を行うロボットが実験と操作訓練を行う。総工費は約7億円。

 

 同日、東北大学と京都大学は災害用へび型ロボットの実証テストを行った。複雑なパイプラインや瓦礫を越えるテストなどを実施し、将来的には災害時の捜索にも使用される見通し。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月5日