社会>
japanese.china.org.cn |07. 03. 2019

チベット高原のヤクの「命のパスワード」を解く女性博士

タグ: チベット 女性 博士

(图片故事)(1)姬秋梅:破译青藏高原牦牛“生命密码”的藏族女博士

標高4500メートルにある牛舎の横にいるチベット族女性博士の姬秋梅さん(2月26日)

 

   姬秋梅さんは1988年にチベット民族学院(現在のチベット民族大学)農牧科を卒業し、チベット自治区農科院畜科所に配属されてヤクの研究に携わった後、中国科学院地理科学・資源研究所で研究を続け、留学し博士号を取得し2002年に帰国した。1965年生まれの姬秋梅さんは放牧地で育ち、卒業後に故郷に戻り、学んだ知識を生かして放牧地の人たちに奉仕している。

 

   姬秋梅さんはヤクの研究で多大な成果を上げている。彼女が所属するチームはヤクのDNAチップの研究開発を行い、チベットの主要17地区のヤクの遺伝資源などを研究し、ヤク産業の発展を促進。また、産乳期のヤクの飼料技術とヤクの繁殖栄養管理技術を研究し、チベットの放牧地と半農半牧地に合ったヤク飼育モデルと関連技術を構築した。2006年、姬秋梅さんが中心となって行ったヤク胚胎移植課題研究は成功を収めた。

 

   姬秋梅さんは「中国青年女性科学者」など数多くの栄誉を受賞したことがある。その背後には知られざる苦労があり、彼女は過去に3回の心臓手術を受けた。

 

   チベット族の女性博士である彼女は30年にわたり自分の研究を続け、チベットのヤク産業の持続的かつ健全な発展を支え、放牧地の人たちに貧困脱却と収入増加の知恵を提供してきた。


 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月7日


1   2   3   4   5   >