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japanese.china.org.cn |08. 03. 2019

破損貨幣修復師「積み重なれば多額になる」

タグ: 破損 貨幣 修復

(图片故事)(1)残币修复女技师孙霞:聚少成多 “颗粒归仓”

破損貨幣を修復する孫霞さん(3月4日)

 

   今年45歳の孫霞さんは青島公交集団検査大隊料金徴収センターで料金計算をする「娘子軍」の1人で、その中で唯一の破損貨幣修復師である。同センターでは68人の女性職員が青島市内を走る公共バスが徴収した料金を分別、整理、修復し、1日に20万元以上を数える。その多くが5角や1元などの小銭で、休日は倍増する。

 

   破損貨幣修復師の孫霞さんは毎日、料金計算のほかに偽札の識別や破損貨幣の修復も行い、修復しきれいになった貨幣も全て計算する。この作業は修復師の注意力と忍耐力が必要である。記者は、彼女が5角の紙幣を修復するのに15分近くかけて欠けた部分に合うピースを探すのを目にした。孫霞さんの師匠はかつて彼女に対し、「1角や2角は額面が小さいが、公的機関の収入であり、積み重なればかなりの額になるため少しも減ってはならない」と話したことがある。

 

   孫霞さんは業界公認の上級専門家で、これまでに修復した紙幣は120万枚、金額は30万元に上る。これらの分や角の蓄積は、国家の「顆粒帰倉」を実行していると言える。最近は電子決済の増加と普及に伴い、公共システムが徴収する現金も年々減少している。以前は修復チームに5人が所属していたが、退職・異動により現在は彼女1人になっている。彼女は、最後までこの仕事を続けることを師匠と約束した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月8日



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