調査:85後は親の介護、90後は自分の介護を心配

調査:85後は親の介護、90後は自分の介護を心配。

タグ:高齢者介護

発信時間:2019-03-14 14:11:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 高齢者介護は以前から両会の重要な議題になっている。国務院の李克強総理は今年の政府活動報告で、「高齢者が幸せな晩年を送り、後世が期待できる未来にする」と強調した。中国の高齢化が深刻になるにつれ、多くの人が未来の介護ストレスを真剣に考えるようになり、若者も介護問題に関心を示している。


 中国青年報社会調査センターはアンケートサイトと共同で、両会期間中に18~35歳の青年1876人を対象に調査を実施した。調査結果によると、回答者の89.3%が介護問題に関心を持っている。「自分の介護が心配」は78.8%、「両親の介護が心配」は86.1%だった。


 90年代生まれは自分の介護に関心示す


 天津の民間企業で働く王媛媛さんは2018年、父親の心臓病の手術に十数万元を使った。王さんの父親は糖尿病も患っており、普段から薬が欠かせないという。彼女は、「父はずっと農業をしていたため貯金が少なく、治療費のほとんどは私たち子供が負担している。両親の健康が望み」と話す。


 調査で回答者の89.3%が介護問題に関心を持ち、うち27.5%が「非常に関心を持っている」と回答した。中国青年報社会調査センターは2018年の両会期間中にも介護に関する調査を実施。統計によると、介護問題に関心を持つ人は87.9%で、今回の統計では2018年より1.4ポイント増加した。


 80年代生まれの民間企業に勤める、山西省出身で現在ラサ勤務の張厳輝さんも介護問題に関心を持っている。彼は、「両親の毎月の退職金は3000~4000元で、現地では生活レベルが保障されている方である。2~3カ月に一度帰省するが、両親に何かあったらどうしようか心配」だと話した。


 80年代生まれの崔霞さんは「上に高齢者、下に子供がいる」という圧力に直面している。崔霞さんは、「両親の介護と子供の教育で私たち夫婦の負担はとても大きく、精神的にも金銭的にも自分の介護まで考える余裕はない」と話す。


 調査で、回答者の78.8%が自分の介護、86.1%が親の介護を心配していることがわかった。


 中国人民大学公共管理学院の董克用教授は、高齢化社会の現在、若者は主に2つの問題に直面しているとし、以下のように分析した。1つは、兄弟姉妹が少なく、誰が高齢者を介護するかということ。当時提唱された「421」の形ができあがった。すなわち、1組の夫婦の下に1人の子供、上に4人の親という形で、祖父母もいる。現在の若者の多くが一人っ子で、誰が親の介護をするかが問題と試練になっている。もう1つは、若者の将来の年金問題で、彼らは早くから準備する必要がある。高齢化により労働者が減少し、退職者が増加し、働く世代が退職者を養うという形は圧力が非常に大きい。


 介護問題の具体的な心配点について、73.6%が「介護の時間と人手が足りない」と回答し、昨年(65.3%)を大きく上回った。


 59.6%の青年は「留守老人が緊急時に迅速な救助を受けられない」、52.6%の青年は「経済的に介護費を負担できない」ことを心配している。


58.1%が企業従業員基本介護保険基金の中央負担比率の引き上げに期待

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