トランプ米大統領は13日、米国の記者に対し、イレーン・チャオ米運輸省長官、ボーイングCEOおよび米連邦航空局(FAA)責任者と話し合い、全てのボーイング・マックス8とマックス9型旅客機の飛行を禁止する緊急命令に調印したと明かした。トランプ氏は、「彼らはこの行動に同意し、現在飛行中の同型機は目的地到着後に運航を停止し、指示を待つことになる」と述べた。
CNNはトランプ氏の決定について、「米国政府の驚異的な変化」とし、FAAは二度の声明を出したが、運航停止を決めなかったと論じた。
イレーン・チャオ米運輸省長官は数時間前にボーイング・マックス8に乗ってワシントンに戻ったばかりだった。
報道によると、トランプ氏は記者に「ボーイングは信じられないほどの企業で、非常に努力している」と賞賛した。しかしトランプ氏の決定が発表されると、ボーイングの株価は2%以上急落した。
FAAの統計によると、世界のボーイング・マックス旅客機350機以上のうち、ユナイテッド航空、アメリカン航空、サウスウェスト航空など米国の航空会社は74機を保有している。
トランプ氏が運航停止を決定する前、カナダも運航停止を発表している。CNBCの14日の報道によると、カナダ運輸省のマーク・ガルノー長官は現地時間13日、ボーイング737マックス8とマックス9型旅客機の同国領空の飛行を停止すると発表した。
ガルノー長官は同日朝に最新資料を受け取り、分析と専門家の意見をもとにこのような決定を下したと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月14日