英下院、「合意なきEU離脱」に反対

英下院、「合意なきEU離脱」に反対。

タグ:EU離脱

発信時間:2019-03-14 15:43:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 英下院は13日の投票で、いかなる状況下であっても「合意なきEU離脱」に反対するとした。


 英下院は同日の議論を経て、賛成312、反対308により合意なき離脱に反対する修正案を裁決した。修正案は法的拘束力を持たない。


 下院はその後さらに投票を行い、賛成321、反対278により政府案を裁決した。英国の合意なき離脱への反対を明らかにした。


 テリーザ・メイ首相は投票結果の発表後、合意なき離脱が生じないようにする必要があり、英国とEUはEU離脱の協定を作らなければならないと述べた。ところがEUはすでに、英下院によって2回否決されているEU離脱協定が唯一の実行可能な案と表明している。


 英下院は13日、EU離脱を5月22日に延期する修正案を投票によって否決した。


 下院が合意なき離脱に反対しているが、英国は依然として合意なき離脱に至る可能性があるという。


 英政府は13日、合意なき離脱になった場合の臨時関税措置を発表し、輸入製品の大半に関税をかけないことを明らかにした。企業のコストと消費者の支出を極力削減し、脆弱な業界を保護する。


 これまでの計画によると、下院は14日にEU離脱の延期について投票を行う。バッキンガム大学政治学教授のアントニー・クリス氏は新華社の記者に対して、下院が14日の投票で延期を決定すれば、英国は総選挙に踏み切るか2回目の国民投票により、現在のEU離脱の膠着状態を打破すると述べた。


 下院は12日の投票で、再び英国政府とEUの離脱協定を否決した。英メディアは、これは同協定の形骸化を意味すると報じた。


 これまでの取り決めによると、英国は3月29日に正式にEUから離脱することになっている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月14日

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