独身者は消費グレードアップを牽引する主力軍で、この傾向はしばらく続くと見られる。多くの新業態の登場と急発展も独身者が消費新勢力として台頭していることを示しており、今後、独身者がもたらす消費規模はさらに拡大し、独身者は業者が力を入れる重点になっていくだろう。
独身者が内需拡大に貢献していることは確かだが、懸念点もある。国金消費研究センターの調査によると、一線都市の独身青年のうち43%が「月光族」(毎月の給料を全部使い果たす人)である。新一線都市のこの比率は40%、三・四・五線都市では67%を超える。
報道によると、北京、上海、深センなど16の代表的都市の独身者のうち、「よく考えないで高級品を買う」人は28.6%、「毎月の最大の出費は娯楽・交際費」という人は31.6%だった。
国金消費研究センターは、独身者は家庭の負担がないため、消費において完全に自分中心で、自分のニーズだけで消費し、「自己満足型消費」は巨大な消費力を形成しただけでなく多くの「月光族」も生んだとの見解を示す。
潜在的な経済の新最前線