エチオピア航空事故機のボイスデータ公開 航空機が異常な加速

エチオピア航空事故機のボイスデータ公開 航空機が異常な加速。

タグ:旅客機墜落事故

発信時間:2019-03-18 13:22:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 報道によると、エチオピア航空のボーイング737マックス8型旅客機墜落事故の調査作業に進展があり、調査員はブラックボックスから機長と管制員の会話記録をダウンロードした。ボイスレコーダーの内容によると、航空機は離陸直後に異常な加速をし、機長はコントロールできなくなり、管制員に上昇継続を許可するよう求めた。


 まだ自己調査の途中であり、ブラックボックスの内容は公開されていない。エチオピアの首都アディスアベバでボイスレコーダーを聞いた関係者は、旅客機は離陸から3分後に異常な加速をし、パイロットは急上昇を求めたと明かした。


 匿名の同関係者が明かした情報によると、コックピットの通信記録から、機長は空港に引き返すことを緊急要請する前に管制員に航空機を高度14000フィートまで上昇させることを要請していたことがわかった。機長は、「航空機の操縦で問題が生じたため、上昇させる必要がある」と述べた。


 また同関係者によると、旅客機が安全な速度を大幅に超えたとき、機長は管制員の他機の指揮を遮り、焦った口調で「引き返させてください」と叫び、着陸誘導を要請した。航空機は上空10800フィートでレーダー画面から消えた。


 専門家は、問題発生時に陸地に近い場合、機長は通常、機体を上昇させて充分な飛行余地を確保し、地形面の問題を避けると話した。エチオピア航空の旅客機が事故を起こしたアディスアベバ付近は山に囲まれており、北側にエントト山脈がある。


 事故機の2つのブラックボックスがダウンロードと分析を行うためにフランスのパリに輸送された。フランス航空事故調査局(BEA)は、コックピットのボイスレコーダーのダウンロードに成功したと発表。BEAはSNSで、当局は録音内容を聞いておらず、データをエチオピアの調査員に引き渡したと明かした。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月18日

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