ボーイング、737MAX運航再開に向け一歩目を踏み出す

ボーイング、737MAX運航再開に向け一歩目を踏み出す。ボーイングの公式サイトは25日、航空各社のパイロット、技術責任者、監督管理者200人以上を、27日に米ワシントン州レントンで開催される説明会に招待したと発表した…

タグ:737MAX ボーイング 航空 ソフトウェア

発信時間:2019-03-26 14:46:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ボーイングの公式サイトは25日、航空各社のパイロット、技術責任者、監督管理者200人以上を、27日に米ワシントン州レントンで開催される説明会に招待したと発表した。「ボーイングは737MAXの運航再開を目指している」ロイター通信は、今回の説明会はボーイングのソフトウェアのパッチが完成に近づいていることを示唆しているが、エチオピア航空の墜落事件後の調査による懸念を払拭できるかは未知数だと論じた。その一方で25日、米ユナイテッド航空のボーイング787−900のコックピットから煙が上がったことから、同機が南太平洋の仏領ニューカレドニアに緊急着陸した。


 ロイター通信はボーイングの発表文を引用し、同社は説明会で737MAXの現在及び今後の多くのユーザー及び監督管理機関と意思疎通し、ソフトウェア及び訓練プログラムの更新について協議すると伝えた。またボーイングは、今回の活動は一連の問題に関する情報説明会の一部に過ぎないとしている。


 昨年10月に737MAXの墜落事故を経験したばかりのライオン・エアは、ボーイングから招待を受けたが人員を派遣することはないと表明した。ガルーダ航空も招待を受けたが、時間が短くパイロットを派遣できないとした。ロイター通信によると、シンガポール航空と大韓航空が参加を表明している。


 737MAXを保有する米国の航空会社3社が23日、ボーイングのソフトウェア更新に関する会議にチームを派遣した。本件に詳しい米国の当局者によると、ユナイテッド航空はソフトウェアと訓練プログラムの更新に応じていないが、今後数週間内にその審査を行い4月前に承認する見通しだ。


 米シアトル・タイムズによると、情報説明会はボーイングが737MAXの運航再開に向けた一歩目とみなされており、再開には数カ月かかる可能性がある。調査員はまず墜落原因を特定する必要がある。ボーイングも欠陥の解決策を打ち出し、かつ航空安全監督管理機関から承認されなければならない。またボーイングはパイロットに追加訓練を提供する必要がある。


 25日付独ディ・ヴェルト紙は「ボーイングの負の情報が続いている。同日、ユナイテッド航空のボーイング787−900のコックピットから煙が出たため、南太平洋の仏領ニューカレドニアに緊急着陸を行った。機内には当時、乗客256人が搭乗しており、豪メルボルンから米ロサンゼルスに向かうはずだった。安全に着陸後、すべての乗客が同機を離れた。今回の件でけが人は出ていない」と伝えた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月26日

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