24時間かけて応急処置を行なったが、メスのシャンハイハナスッポンは目を覚ますことなく死亡した。陳大慶氏によると、極度の絶滅危惧種であるシャンハイハナスッポンにとって、これは「災難的な損失」である。専門家チームは将来使用するために卵巣組織を採取して液体チッ素の中に保管した。課題チームは国内外の専門家からなる検死チームを結成し、死因を調査することを決めた。
5年で4回の人工授精を実施 成功せず
シャンハイハナスッポンは世界最大の淡水カメで、甲羅の長さは1.5メートル、体重115キロにまで成長する。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧IA類(絶滅寸前)に指定されている。
国際スッポン生存連盟の資料によると、メスのシャンハイハナスッポンが死亡する前の世界生存数は4匹で、蘇州動物園とベトナムに2匹ずつ生存していた。蘇州動物園でメスが死亡し、残りはわずか3匹となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月16日