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japanese.china.org.cn |23. 04. 2019

内蒙古 フルン湖の野生動物保護者

タグ: 内蒙古 野生動物 保護者

(环境)(1)呼伦湖畔的野生动物守护者

フルン湖のほとりで、保護したワシミミズクを野生に帰す訓練をする双龍さん(4月13日)

 

   内モンゴル自治区フルンボイル市新巴爾虎右旗に住む1980年代生まれのモンゴル族青年の双龍さんは、地元で有名な野生動物保護ボランティアである。彼が暮らす新巴爾虎右旗はフルン湖の南西岸に位置し、水資源が豊富でフルンボイル草原の奥地にあることから、野生動物が生存しやすい地域とされている。

 

   幼い頃から動物が好きな双龍さんは自然科学関連の学部を専攻し、卒業後に地元の博物館に就職し、フルン湖で野外調査を行っている。10年が経ち、双龍さんは部署を異動したが、彼の野生動物の研究と保護への情熱は変わらない。彼はフルン湖のほとりに足跡を残し、湖畔で生活する動物を熟知している。フルン湖の野生動物を観察し、彼の愛も深まっていった。ここ数年で、双龍さんは40匹以上の絶滅危惧動物を保護した。

 

   双龍さんは野生動物の保護経験を積み重ね、地元の国境警備人民警察や森林公安、遊牧民は怪我をした野生動物を見つけると、すぐに彼に伝えるようになった。2018年8月25日、ある遊牧民が草原で右の翼が折れたワシミミズクを発見した。地元の獣医が治療できなかったため、関連部門は双龍さんに依頼した。双龍さんは北京から国内で有名な獣医を招き、ワシミミズクの手術を行い、今ではほぼ完治している。双龍さんはワシミミズクが1日でも早く青空を飛べるようにと、野生に帰す訓練を開始した。

 

   野生動物保護への関心を高めるため、双龍さんは長年にわたり写真展、学校での講演、科学普及教育などの活動を行い、多くの人にフルン湖に生息する野生動物を知ってもらおうと取り組んできた。その甲斐あって、ボランティアと民間がフルン湖の野生動物保護に加わった。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月23日


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