北京市農業農村局が25日に明かした情報によると、2019年世界園芸博覧会に史上初の野菜を景観とした展示園「百蔬園」が登場する。
「百蔬園」は敷地面積54ムーで、屋外・屋内展示エリアの2つの部分からなる。屋外は47ムーで、深林と沼沢、荒漠と草原、田園庭園、故郷の享楽の4エリア。屋内は4500平方メートルで、菜芸生活区、百菜科技区、野菜博物館、野菜劇場の4エリアを設置する。すでに123品種の野菜、26万3000鉢の各色の野菜が園内に運ばれている。
屋内の野菜博物館はよく目にする野菜の起源地、中国の各時期の人たちが食していた野菜の種類の変化などを紹介。百菜科技区はトマト、パプリカ、レタスなどの作物の現代的植物工場を紹介。菜芸生活区は観賞目的の野菜の家庭やオフィスなどでの美的効果を紹介する。
そのほか、「百蔬園」は体験内容も取り入れ、野菜テーマ日、野菜フラワーアレンジメント、野菜食品制作、野菜健康講座、野菜アート公演など103回のイベントを企画し、観光客が多次元、インタラクティブ、アートを通した体験で野菜の歴史、現在と未来を学び、野菜産業の科学技術成果を感じられるようにする。
「百蔬園」専門チーム建設運営事務室の責任者の王芸中氏は、野菜は人類の技術進歩の結晶で、「百蔬園」が世界に紹介する中国の急速に高まる野菜生産技術は美しい農村建設の縮図であり、人々の野菜産業、農業科学技術、エコ発展に対する認識を変えると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月26日