国連のウェブサイトが25日に掲載した情報によると、世界保健機関が発表した『世界マラリア報告』で、2000年以降、世界のマラリアの病例と死亡数の減少に著しい進展がみられることがわかった。しかし、マラリアによる死亡者は依然として多く、2分に1人の児童がこの予防・治療可能な病気で死亡している。毎年報告される新規病例数は2億件に上る。
4月25日の「世界マラリア・デー」を前に、世界保健機関は「マラリア・ゼロ」行動を実施し、末端でのマラリア予防措置を呼びかけた。
アフリカは引き続き世界の90%以上のマラリアを負担し、中でもブルキナファソ、カメルーン、コンゴ民主共和国、ガーナ、マリ、モザンビーク、ニジェール、ナイジェリア、ウガンダ、タンザニアの10カ国が最も深刻で、2017年の推定病例数は前年比350万件増加した。
世界保健機関のテドロス・ アダノム事務局長は、「マラリアは衛生システムに深刻な影響を及ぼし、生命力を低下させ、経済成長力を弱める。全民医療保健への投資は、全てのコミュニティがマラリアに打ち勝つのに必要なサービスを受けられる最良の手段である」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月26日