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japanese.china.org.cn |30. 04. 2019

春節期映画海賊版事件が解決 サーバー「幽霊1号」を押収

タグ: 海賊版

(图文互动)(1)春节档电影盗版大案告破 查获“幽灵一号”放映服务器

 公安部は29日、江蘇省揚州市で記者会見を開き、今年の春節期映画海賊版事件「2·15」シリーズ特捜事件を解決し、長年にわたり高画質の海賊版映画を上映していたサーバー「幽霊1号」を押収したと発表した。

 

 公安部の郭林報道官によると、今年の春節期の映画『流浪地球』、『瘋狂的外星人』などの公開後、大量の海賊版が登場し、制作会社と制作者の合法的な権益を侵害した。社会で関心が高いこの問題に着目し、公安部は各地の公安機関で春節期海賊版映画取り締まり行動「2·15」シリーズ特捜事件を実施した。

 

 公安部の指揮のもと、江蘇公安機関は春節期の高画質海賊版映画制作のアジトと販売ネットワークを発見し、59人の容疑者を逮捕し、高画質の海賊版映画を上映するサーバー「幽霊1号」を含む海賊版映画制作、上映、暗号化などに使用した設備1万2673台を押収した。

 

 2017年以降、馬容疑者ら4人は正規版を複製して高画質の盗作版フィルムソースを作り、すかしと暗号化を行いクラウドストレージにアップロードし、会員向けに有料で1万作以上の映画を個人経営の映画バーで上映して不正の利益を得ていた。

 

 また、浙江公安機関は春節期海賊版映画のオンライン配信量最大のアプリ「麻花影視」を取り押さえ、河南公安機関は高画質海賊版映画を制作・販売していた2つの犯罪グループを取り押さえ、北京、上海、江西などの公安機関は海賊版問題が目立つサイトとアプリを打ちのめした。

 

 公安部治安管理局の張佐良副局長は、特捜事件の捜査状況から、春節期の高画質海賊版事件には「組織的な制作、集団でのネット配信」という特徴が見られると話した。現時点で、公安機関は25件の映画海賊版事件を解決し、251人の容疑者を逮捕し、361の海賊版映画サイトと57のアプリを差し押さえた。また、制作に使用した上映サーバー7台、設備1万4000台を押収し、被害額は2億3000万元に及ぶ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月30日


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