広西チワン族自治区融水ミャオ族自治県杆洞郷堯告村周理屯にて、村人が竹筒と枝を食器にした(4月22日撮影)。
広西チワン族自治区融水ミャオ族自治県は国家貧困支援活動の重点県だ。全県が山ばかりで水と耕作地が少なく、交通の便も悪く、生存環境が過酷だ。大苗山の奥深くは山が高く道が遠く、農作業をするにも長い距離を歩かなければならない。時間を節約するため、ミャオ族の人々は保存しやすいもち米や酸魚などを持ち、山の野菜を茹でて水田の鯉を焼く。竹筒をお椀とし、枝を箸とし、木の葉をテーブルとする。昼食はこうして山の中で作る。長い年月を経て、ミャオ族の独特な飲食文化が育まれた。
経済発展に伴い、大苗山の人々の生産・生活方法に変化が生じているが、外で昼食を食べる習慣を留めている。現在は脱貧困攻略戦がラストスパートの段階に入っている。貧困支援産業の発展、インフラ整備、危険な家屋の改築、春耕・生産など一連の取り組みにおいて、現地の幹部と人々は自分で食料を持ち込むか現地調達し、共に輪を作り昼食をとる。共に発展を語り、心のつながりを強め、作業効率を高める。