父が自動車事故で亡くなり、母が重傷を負い労働能力を失った。家庭の変化により、陝西省安塞区鎌刀湾鎮羅居村で暮らす趙洋洋さんは借金を重ね、貧困に陥った。一日も早く貧困のレッテルを剥がすため、趙さんは脱貧困の方法を模索した。中卒の趙さんは2015年にニホンジカの飼育技術を学び始めた。現地政府の支援を受け、趙さんは創業資金を申請し、東北地区から43頭のニホンジカを導入した。自宅の庭を牧舎にし、ニホンジカの特色ある飼育を開始した。ニホンジカの飼育は即効性が低く、多くの村人から期待されなかった。趙さんは毎日早起きし夜遅くまで働き、数年のうちに生活に苦しむ貧困者から遠近に名を馳せるシカ飼育の名手になった。趙さんは2017年に永興梅花鹿人工養殖専業合作社を設立し、貧困世帯の貧困産業小額貸付による投資を受け入れた。趙さんの合作社の飼育中のニホンジカは現在200頭以上で、年収は100万元を超える。
