中国、総合・連続的な高齢者健康サービス体系の構築を推進

中国、総合・連続的な高齢者健康サービス体系の構築を推進。

タグ:高齢者 健康サービス

発信時間:2019-05-03 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   国家衛生健康委員会が開いた2019年全国老齢工作委員会弁公室主任会議で明かされた情報によると、今年、中国は健康高齢化戦略を実施し、総合・連続的な高齢者健康サービス体系の構築を推し進める。

 

 国家統計局の統計によると、2018年末時点で中国の60歳以上人口は2億4900万人に達し、総人口の17.9%を占めた。全国老齢工作委員会弁公室の馬暁偉主任は同日の会議で、「2025年には3億人を突破し、総人口の34.8%を占める。中国は世界で高齢化レベルが比較的高い国で、高齢者の数が多く、高齢化の進行が速く、高齢化対策の任務は重い。これは避けられない国情」だと述べた。

 

 馬暁偉氏によると、今年、国は政策文書を作成し、健康教育、予防保健、疾病診療、リハビリ看護、長期的介護、緩和ケアなどの都市部のカバー、総合・連続的な高齢者健康サービス体系の構築を推し進め、緩和ケアの試行範囲を拡大する。そのほか、訪問医療サービスの発展を推し進め、関連業務のサービス基準、サービス規範、料金基準および管理制度の制定を研究し、一部サービスを医療保険項目に盛り込む。

 

 中国の要介護・要支援老人の数は4000万人に達するが、家庭の小型化、空き巣化、急速な都市化と人口移動に伴い、多くの家庭が介護者がいないという問題に直面している。

 

 馬暁偉氏は、要介護老人の長期的介護サービス体系の構築を推し進め、「誰が誰を介護するか」、「どこで介護するか」、「何をするか」、「誰が費用を負担するか」という問題の解決を研究し、医療サービスと介護サービスの連携を推し進め、医療衛生と介護サービスの資源をつなげ、医療・介護一体化サービスを実現する必要があると話した。

 

 馬暁偉氏によると、現在、家庭とコミュニティの介護サービスの発展の遅れ、都市介護施設に空きがない、農村部介護サービス体系の脆弱、介護サービスと商品の供給不足などの問題が目立つ。「中国は高齢者増加の2回のピークの間にあり、この重要な時期に高齢化対策を完備する必要がある」との見解を示した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月3日


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