ロシア偵察委員会の最新情報によると、5日の旅客機発火による犠牲者数が41人に達した。中国新聞社が駐中国ロシア大使館領事部から得た情報によると、犠牲者に中国人は含まれない。
ロシアメディアの情報によると、モスクワ発ムルマンスク行きのスーパージェット100の離陸後間もなく、パイロットがモスクワ空港の管制に緊急着陸を要請した。旅客機は午後6時40分頃に滑走路に着陸した。
SNSの動画によると、着陸時に機体から火が上がり黒い煙が出ていた。着陸後、機体の後部は炎に包まれた。前部の両側から一部の乗客が滑り降り脱出した。その後、消防車が旅客機付近に到着し、消火作業を開始した。
ロシア偵察委員会は5日夜、機内の乗員は78人でうち37人が生還したと発表した。
ロシア偵察委員会はそれまで、13人が死亡したと発表していた。
駐中国ロシア大使館領事部の劉明徹参賛は記者に対して、今回の事故の犠牲者に中国人は含まれていなかったと述べた。
ロシアのプーチン大統領とメドベージェフ首相は、事故原因の究明を指示した。
スーパージェット100はスホーイとボーイングが共同開発した、ロシア初の西側の耐空性規格に基づき設計された民間機だ。同機は事故発生まで1400時間飛行していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月6日