北京大学地球・宇宙科学学院の理学博士の魯昊さんは2018年7月に自ら願い出て、試験に合格し雄安新区で勤務することになった。雄安新区安新県三台鎮新荘窠村党支部書記補佐に就任した。
魯さんが働く三台鎮は北方の重要な靴業生産基地で、ピーク時の靴類企業は1700社以上、従業員数は11万人にのぼった。環境保護の要求と新区建設の需要を受け、これらの靴企業はモデルチェンジとアップグレードが必要になった。
魯さんは就任後、鎮全体の12村の関連各社をすべて回り、企業に働きかけ、雄安新区計画の理念を説明し高い効果を手にした。
魯さんはさらに専門の地質学の知識と結びつけ、白洋淀の生物多様性、水紋、地質などの調査及びデータ収集活動を行った。彼は現在、白洋淀に関する専門的な著作の執筆に取り組んでいる。
魯さんは三台鎮で、現場での訓練という必修科目を補った。雄安新区の現場における1年弱の取り組みにより、教科書では学ぶことのできない知識を学んだ。自分の決定を後悔したことはないという。