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japanese.china.org.cn |09. 05. 2019

伝統技術を守る 「楓染め」の伝承

タグ: 伝統技術 守る

(图片故事)(1)冉光津:守住老技艺 传承“枫香染”

インターネットにアップロードするために自身がデザインした「楓染め」の服を着て写真を撮る冉光津さん

 

 冉光津さんは貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州恵水県の出身で、元々は美術教師だった。あることがきっかけで「楓染め」に触れ、民族染織工芸伝承の道を歩み始めた。「楓染め」は恵水県の民間の染織工芸。現地の人たちは楓の樹脂と水牛の油脂を混ぜた原料で生地に絵を描き、染料に浸して取り出し、煮て脂肪分を抜いて青地に白の花を描く。色とデザインが素朴で上品なことから「布に描かれた青花瓷」と称される。

 

 行動力のある冉光津さんは仕事を辞め、2017年に現地関係部門と学校の支援のもとで起業し、「楓染め」工芸体験館を設立した。彼女は「楓染め」を研究し続け、実用的でおしゃれな洋服やかばんなどの商品をデザイン、販売している。また、周辺の学生や農村の女性に「楓染め」制作技術を無料で教えている。今後について、彼女はより多くの人に自分の「楓染め」作品を認めてもらい、多くの若者に「楓染め」技術の伝承に加わってもらいたいと話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月9日


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