米国のニュースサイトCNBCは13日、国際資産データ会社のウェルス-Xが発表した2019年版世界超富裕層調査報告を掲載した。報告によると、世界の資産10億ドル以上を保有する超富裕層の数と資産総額はいずれも減少した。
記事によると、ウェルス-Xは6年連続で世界超富裕層の統計データを発表。2018年の世界の超富裕層の数は2604人で2017年より5.4%減少、資産総額も17年のピークより7%減少した。
国・地域別に見ると、超富裕層が最も多い国は米国で705人、17年より4.9%減少したが、資産総額は3.7%増加し3兆130億ドルだった。中国大陸部の超富裕層の数は285人で15.7%減、資産総額は9960億ドルで7.8%減。インドの超富裕層は82人で21.2%減、資産総額は2840億ドルで4.9%減。
世界の各地域を比較すると、中国やインドなどの大国を除くアジア・太平洋地域は超富裕層の減少が最も激しく、2018年は109人に13%減少し、資産総額は2120億ドルに8%減少した。
都市別では、ニューヨークの超富裕層が最多で105人。2位から5位は香港、サンフランシスコ、モスクワ、ロンドン。北京は55人で6位につけた。深センと杭州は37人と31人でそれぞれ11位と14位だった。サンフランシスコは超富裕層の密度が最も高い都市で、1万1600人中1人が超富裕層となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月13日