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japanese.china.org.cn |17. 05. 2019

中国でIoT・クラウドコンピューティングなど新型インフラ建設が急速に進む

タグ: IoT 中国

 重慶市で開幕した2019中国クラウドコンピューティング・IoT大会で明かされた情報によると、産業規模、成長速度、業態などの多方面のデータは、中国でIoTやクラウドコンピューティングなどの新型インフラの建設が急速に進み、情報化はデータの深度な発掘と融合型運用を特徴としたスマート化の段階にあることを示している。

 

 これは複数の院士を含む専門家が大会で達した共通認識である。今大会は工業情報化部、国家発展改革委員会、中国科学技術協会、重慶市人民政府が指導し、中国電子学会が主催。

 

 国家電子政務専門家委員会の王欽敏主任によると、2018年の中国のIoTの接続回数は7億回に達し、市場規模は1兆元を超え、産業体系の整備が進んでいる。クラウドコンピューティングに関しては、中国の民間の市場規模は524億6000万元、公有は382億5000万元に達し、規模の増加は速く、前年比31.1%増加した。クラウドコンピューティングとIoTをはじめとする工業インターネットが急発展し、スマート化生産、ネットワーク化協同、カスタマイズサービス化などの革新的な運用スタイルと業態が絶えず形成されている。

 

 工業情報化部のチーフエンジニアの張峰氏によると、業種の応用において、クラウドコンピューティングとIoTはインターネット業界から製造、政務、金融、交通、医療など伝統的分野に浸透し、「企業クラウド化」の促進のもとで、多くの企業がクラウドコンピューティングを利用してデジタル化のモデル転換を実施している。大まかな統計によると、2018年に新たにクラウド化した全国の企業は40万社に達した。2018年の中国のクラウドコンピューティングの産業規模は3300億元に、IoT産業は1兆2000億元に達する。

 

 中国科学院の梅宏院士は、「中国の情報化は80年代から単機運用を特徴とするデジタル化に入り、過去20年あまりはネットワーク運用を特徴とし、現在はデータの深度な発掘と融合型運用を特徴としたスマート化段階にある」とまとめた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月17日