5月16日、黎川県油絵クリエイティブ産業パークの食堂で昼食のおかずを選ぶ林福生さん
江西省黎川県華山鎮華聯村の林福生さんは3歳で小児麻痺を患い、家庭が貧しい上に医療条件が整っていなかったため、右ひざの筋肉萎縮を起こし、障害者になった。外出が大変なため、絵を描くことは林福生さんの少年時代の最大の趣味になった。彼は、「筆を持って集中して描くと、気持ちが落ち着く」と話す。長年にわたり、林福生さんは電器修理士、接客員、整備士などをしていた。外で奮闘する中、彼は愛する人を見つけ、娘もできた。婚姻はうまくいかなかったが、彼は目標を失ったことはなく、絵画の夢を追い続け、いつか絵で自分の価値を証明したいと思っている。2013年、黎川県油絵クリエイティブ産業パークが設立され、彼は帰郷を考えるようになった。地元政府の支援と推進のもと、林福生さんは瞬く間にプロの画家に成長した。今では、彼はパーク内に自身のアトリエを持ち、年収は3~4万元に達する。林福生さんは、「日々成長する娘の姿を見るとほっとする。貧困からは脱したが、まだ裕福とは言えない。娘に良い生活を送らせることが私の最大の望み」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月20日