気温上昇により、20日から世界最高峰のチョモランマで登山者が増え、混雑している。標高8000メートルエリアでは待ち時間が長く、体力消耗が大きいことなどが原因で少なくとも11人が死亡した。
中国チベットニュースサイト・西藏商報の25日の報道によると、オーストラリア出身の1人の登山者が先週、チョモランマ北側の標高7500メートル地点で体力消耗と意識不明に陥り、中国登山チームに助けられて危険を脱した。中国チームのこの行動は、ネットユーザーから「無限の愛」と絶賛された。
4月10日、2019年春季チョモランマ中国チーム登山活動が全面スタートし、6人の登山道形成隊員が5月22日に北側からの登頂に成功し、ロープをかける作業を行い、同日晩に登頂する隊員の登山条件を整えた。登山道形成隊員は標高7500メートルまで下山した際にオーストラリア出身の登山者に出くわした。隊員は状況を通報し、チベット登山協会が迅速に救援作業を手配し、聖山探検公司民間高山救援隊が救援作業を行った。
23日晩、遭難者はキャンプに無事に到着。24日朝に意識を取り戻して歩けるようになり、吉隆から無事に出国した。
中国隊員が悪条件のチョモランマで救援したことはネットユーザーから「それでこそ中国人。無限の愛で全ての命を尊重する」、「悪条件の中で遭難者を救ったことに敬服する」などと絶賛された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月29日