教育部が3日に明かした情報によると、中国はアジア最大の留学目的国になり、留学生の規模は安定し、レベルが大幅に向上し、学科分布が合理化している。2018年、196の国と地域から49万2200人が中国に留学した。うち、「一帯一路」沿線64カ国からの留学生は26万600人で全体の52.95%を占めた。
近年、中国で学ぶ留学生は増え、本科生と大学院生の比率はともに上昇している。2018年、中国に留学した本科生は25万8100人で全留学生の52.44%を占め、前年比6.86%増加した。大学院生は8万5000人で12.28%増加。また、留学生の専攻構造は合理化し、工科、管理、理科、芸術、農学を専攻する学生は前年比20%以上の大幅増となり、中国の自然学科専攻教育が人気を集めていることを示した。
教育部の担当者は、中国留学教育事業の国家重大戦略と教育改革発展への貢献が顕著になっていると話す。まず、指導者の重要外交の承諾を積極的に実行し、中国とアフリカ、モンゴル、タジキスタン、エジプト、インドネシアなどの間に特別奨学金を設置。ハイレベルの人文交流メカニズムに合わせ、中国と米国、欧州、ロシアとの間に交流奨学金を設置した。また。国家「一帯一路」建設に奉仕し、部・委員会、省・部、大学の連携を通し、エネルギー、交通、通信、金融、海洋など重大分野で沿線国の人材を育成・備蓄し、中国業務を行う企業のグローバル化を人材面からサポートした。
そのほか、中国政府奨学金のレバレッジ効果も引き続き現れている。2018年、182の国から6万3000人の中国政府奨学金取得者が中国に留学した。中国政府奨学金はハイレベル人材を引きつけ、中国留学のハイレベル、質の高い発展を促している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月9日