鄭州市無形文化遺産展示館でにおい袋を作る芦愛玲さん(6月2日)
におい袋は民間刺繍工芸品の1つ。今年63歳の芦愛玲さんはにおい袋職人の家に生まれ、河南省鄭州市の無形文化遺産であるにおい袋の代表伝承人である。
芦愛玲さんは民間工芸をこよなく愛し、祖母からにおい袋の製作技術を受け継ぎ、デザインをイノベーションし、飾り物やストラップなど様々なにおい袋を作っている。
「手工芸はにおい袋の重要な部分ではなく、におい袋の秘密は香料にある」と話す芦愛玲さんは、漢方薬店を探し回り、長年の経験を生かして独自の香料の調合を生み出した。購入者からは「子供の頃に嗅いだ匂いで懐かしい」という声が上がっているという。
芦愛玲さんの最大の望みはこの手工芸を伝承していくことである。端午節が近づき、彼女はにおい袋の製作に追われながらも各地で製作技術を教えている。芦愛玲さんは、「これほど多くの人が好み、におい袋の製作を学んでいるのを目にできてとても嬉しい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月9日