高温、皇室、高塩、高日照、土不足、淡水不足、多台風と、西沙中建島は「4高2不足1多」で、四季がなく活気がなかったが、代々の哨兵のおかげで南中国海の「五彩の島」になった。
「砂浜の白」
宿直がなければ、下士官の汪通さんは毎週土曜日に白い砂浜に沿って海洋ごみを拾う。発泡スチロール、プラスチック、浮木、外国語が書かれた瓶のほかに、商船から落下したサーチライトを拾ったこともある。
白は中建島に欠かせない地色である。炭酸カルシウムを主成分とする大量の珊瑚と貝類が1万年以上の風化を経て独特な白い砂浜を形成した。この白い島はかつて泥もなく、島に来る人は台風、灼熱、寂しさに耐えていた。
白は中建島の英雄の色である。白い砂浜は雪原のようで、日光の反射率は90%に達するが、雪盲にかかりやすい。島の住人は、「英雄の度胸がなければ、中建の白い砂浜にいられない」と話す。
2016年、軍人の妻の宋瑞亜さんと李維娜さんはなんとか白い砂浜に行き、親族に会いに島に行った最初の軍人の家族になった。軍人の妻たちは人生の素晴らしい瞬間を記録するため、白いウェディングドレスを着て、白い海軍の軍服を着た夫と白い砂浜で哨兵らしいウェディング写真を撮影した。