記者の調べによると、「アルテミシニンの薬剤耐性」の研究に新たな進展があったほか、屠氏のチームはジヒドロアルテミシニンが高い変異性を持つエリマトーデスに対して独特な治療効果を発揮することを発見した。
中国工程院院士、中国中医科学院元院長の張伯礼氏によると、伝統的なエリマトーデスの治療では免疫抑制物質を控えめに使用するしかなく、感染再発などのリスクを根本的に解消できなかった。
屠氏のチームによる臨床観察では、アルテミシニンの円板状エリテマトーデスに対する治療有効率は90%、全身性エリテマトーデスは80%だった。専門家はこの可能性を認め、またさらに国際基準に基づき綿密に設計し厳格に実行される臨床試験によって最終的な結論を導き出せると判断した。
国家薬品監督管理局の「薬品臨床試験批准書」によると、屠氏のチームが所属する中国中医科学院中薬研究所が提出した「ジヒドロアルテミシニン錠剤による全身性エリテマトーデス、円板状エリテマトーデス治療の適応症に関する臨床試験」が許可を得た。昆薬集団股份有限公司が責任部門として臨床試験を展開している。