G20サミットを前に、中国国家新聞出版署が主催し、中国図書進出口(集団)総公司が運営する「中国テーマ図書展示販売月」が23日に大阪で開幕し、日本の読者に現代中国を理解する機会を提供した。
今回の図書展示販売月活動は中国が日本で開催する初の大型図書展示活動で、「交流し相互参考する 協力・ウィンウィン」をテーマに600種以上の日本語版、英語版など多言語の中国書籍を展示する。内容は中国の政治、経済、文化などに及び、中華文化の独特な魅力と中国の発展の進歩を紹介し、日本の読者に中国を読み、理解する場を与える。
中国国務院新聞弁公室の郭衛民副主任、在大阪中国総領事の李天然氏、日本財団の尾形武寿理事長、大阪府日中友好協会の田中潤治副会長、日中友好協会常務理事兼大阪府日中友好協会副理事長の大薮二朗氏、日本の株式会社トーハンの小野睛輝専務、大阪府立中央図書館の西口禎二館長、日本の出版文化界の代表ら80人以上が活動に出席した。
郭衛民氏は開幕式で挨拶し、「中日両国には豊富な歴史文化があり、出版は文化文明を乗せる表現形式として中日の文明の相互参考と文化交流の促進において重要な役割を果たしている。今回展示される図書を通して日本の友人に新中国設立70周年来の巨大な変化を理解してもらい、本当の立体的、全面的な中国を紹介できるとよい」と述べた。
在大阪中国総領事の李天然氏、大阪府日中友好協会の田中潤治副会長、大阪府立中央図書館の西口禎二館長も開幕式で挨拶し、今回の中国テーマ図書展示販売月の開幕を祝し、同活動の両国出版文化産業の交流、国民の相互理解の増進などにおける積極的役割を高く評価した。
今回の活動は紙版図書のほか、中国テーマ図書デジタル図書館も特別に設置。中国の電子書籍バンクデジタルプラットフォームと速報アプリを利用し、1万種以上の中国テーマ図書の電子書籍閲読サービスを提供し、大阪府立中央図書館が周辺住民に提供する紙版・電子版図書の同時貸出のニーズに対応し、関心を集めた。
開幕式の後、中国テーマ図書販売活動は大阪府の大手書店のブックファースト西宮店でも行われる。
大阪産業大学孔子学院、日本の老舎研究会、ACE書店、亜東書店、東方書店、東方書店関西支社、麗沢大学、大坂市立大学、童心社、株式会社童書制作会社、樹立社、講談社、上海交通大学出版社、天天出版社、科学出版社東京株式会社など中日両国の出版社と文化機関の代表も活動に参加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月24日