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japanese.china.org.cn |26. 06. 2019

北京市門頭溝区の大台炭鉱が近く操業停止 地下の世界を実録

タグ: 地下の世界 鉱山

 

 坑内の送迎車の中で、49歳の劉衛民さんはよく鉱山労働者になったばかりの頃のことを思い出す。33年前、大台炭鉱は採鉱車で作業員を輸送し、地下トンネルは薄暗く湿気が多く、作業員らは木の板や藁を座席に敷いていた。33年後、送迎車は小型の地下鉄車両のような車に変わり、彼らが腰につけるものは重たいバッテリーではなく、コンパクトなリチウム電池の鉱山用ランプ、レスピレーター、測位装置になった。

 

 門頭溝区にある大台炭鉱は北京市で現在も操業中の唯一の炭鉱である。新規則によると、北京市は将来、炭鉱業を残さず、大台炭鉱は2020年に歴史に幕を引くことになっている。最後のこの時期、記者は鉱山労働者と共に鉱坑を訪れた。彼らは坑内の世界に外の人にはない特別な感情を抱いている。それは同僚との感情というより、この石炭の世界との感情である。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月26日

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