家の入り口にある工房で儺面に彫刻をする王国華さん(6月24日)
貴州省徳江県楓香渓鎮長征村で暮らす王国華さんは父親の影響を受け、10代前半で儺面の彫刻に夢中になり、現在は徳江儺面制作工芸省級代表伝承人である。
徳江儺面は材料選び、素材作り、下書き、荒彫り、細かい彫刻、灰塗り、着色など20以上の工程を踏んで作られる。制作工芸を研究するため、王国華さんは木材に囲まれてひたすら作業し、「夜も寝ずにやることもある」と話した。
王国華さんは近年、伝統手芸を守ると同時に革新し、市場とのリンクを積極的に行い、カスタマイズの面を改良制作している。彼の商品は供給が間に合わないほどで、多くの村民も面制作に加わり、故郷の人たちの収入増加を促すとともに儺面制作技術を伝承している。
今では、アニメ制作を専攻した王国華さんの息子も大学卒業後に儺面制作に加わり、父子でこの伝統手芸を伝えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月28日