7月2日、下渚湖に浮かぶ船にとまる水鳥。城門を守る番兵のようである。
下渚湖国家湿地公園は杭嘉湖の奥地の浙江省徳清県中部に位置し、面積は約36.5平方キロメートル、中心湖エリアは約1.26平方キロメートル、水域面積は3.4平方キロメートルで、江南地区最大の原生態湿地である。
下渚湖には以下の不思議がある。湖面が広く、水と天が同じ色をしている。港のように狭く、水流が曲がって分岐している。湖に島嶼、砂州、盛り土などが漂う。湖に盛り上がりがあり、盛り上がった中に湖がある。港が分岐し、分岐した中に港があり、水上迷路のように入り組んでいる。港湾が交錯し、アシが一面にあり、川の水は澄み、水鳥の群れが生息し、原始状態をほぼ維持している。
下渚湖では、船は水の流れに沿って港道を進み、広大な野生のアシを間近で観賞することができる。アシが風に舞い、波が美しい光を放ち、自然の趣を感じられる。ここは自然が多く、野生の鳥類が生息し、湿地と合わさり「細雨が魚を育み、微風がツバメを寄せ付ける」という光景を作り出している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月3日