7月9日、同僚とともに料理を詰める、「饞愛善食」で勤務する聴覚障害者の徐梅さん(左)。出前ブランド「饞愛善食」は四川省成都市天府二街にあり、2017年3月に営業を開始した。同店の従業員28人中22人が何らかの障害を持ち、うち18人が聴覚障害を持っている。「饞愛善食」では、笑顔と手話が従業員間の交流手段であり、彼らは静かに野菜を洗い、切り、炒め、詰め、配送する。言葉で交流できないため、「饞愛善食」の配達員は最初はコミュニケーションにおいて多くの問題に直面した。「言葉のない配達員」のコミュニケーションの難しさを軽減するため、「饞愛善食」は主要業務を個人客への配達から時間と量を決めた団体客への配達に切り替え、専用スタッフが客とコミュニケーションをとり、配達員をルートに慣れさせ、配達の効率を大幅に引き上げた。責任者の鄧如斌さんは、「彼らはここで安定した仕事に就くことができ、それ以上に人との交流もサポートできる。2年あまりで、多くの従業員が転職し、嬉しく思っている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月10日