フィリピンでデング熱流行 今年の死者450人に

フィリピンでデング熱流行 今年の死者450人に。フィリピン衛生省が15日に発表したデータによると、今年に入り、フィリピンでデング熱の病例数が激増している…

タグ:フィリピン デング熱

発信時間:2019-07-16 10:53:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 フィリピン衛生省が15日に発表したデータによると、今年に入り、フィリピンでデング熱の病例数が激増している。地元メディアは、今年に入り国内で少なくとも450人がデング熱で死亡したと伝えた。

 

 フィリピン衛生省は同日、今年1月1日から6月29日までに、フィリピンで10万6000人のデング熱感染が確認され、この数字は前年同期比で85%多いと発表した。今年に入り、少なくとも450人がデング熱で死亡したという。

 

 フィリピン衛生省のフランシスコ・デュケ大臣は、デング熱は主にフィリピン中部と南部の複数の地域に集中し、全国には蔓延していないと話した。しかし、病例数の激増を考慮し、フィリピン政府は同国中部と南部の数地域にデング熱警報を発令し、警戒とデング熱の予防を呼びかけた。

 

 デュケ氏は、「過去の経験で言うと、フィリピンでは3~4年に一度デング熱のピークを迎える。前回のピークは2016年だったため、政府は今年はデング熱の病例数が大幅に増加すると予想している」と話した。

 

 フィリピン衛生省は現地住民に蚊の駆除、長袖を着るなどの自己保護措置をとり、デング熱のような症状が現れた場合はすぐに病院に行くよう呼びかけた。

 

 デング熱は急性の蚊媒介ウイルス感染症で、熱帯地区や亜熱帯地区で主に流行する。典型的な症状は発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛などで、酷い場合は死に至る。今年、東南アジアの多くの地域でデング熱の病例数が激増し、ラオスやベトナムなどでも深刻となっている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月16日


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