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japanese.china.org.cn |18. 07. 2019

「音楽に夢を与えられた」 車椅子の筝少女

タグ: 車椅子 筝少女

(图片故事)(1)“音乐给了我梦想的翅膀”——轮椅上的古筝女孩

7月15日、河津市ラジオ放送局の伝統とクラシック民族楽器コンサートで筝を演奏する王文卓さん

 

 同日、山西省河津市ラジオ放送局のスタジオで。王凱紅さんは娘を抱いて筝の横の椅子に座らせ、紐で固定した。照明が暗くなると、琴の音が響き渡り、王凱紅さんは舞台袖に行き、伝統とクラシック民族楽器コンサートが幕開けした。

 

 舞台上で筝を演奏する彼女は王文卓さんで、山西省河津市僧楼鎮旭紅村の出身。6歳の時に事故で脊柱を損傷し、半身麻痺になった。王文卓さんの両親は全力を尽くし病院を周ったが、病状は良くならなかった。2017年、小学校を卒業した王文卓さんは身体的理由により学校に行くのを断念して故郷に戻った。彼女はテレビやラジオを通して音楽に興味を持っていった。

 

 河津市のある筝訓練センターの講師は王文卓さんの我慢強さと楽観的な性格に感動し、彼女に筝を無料で教えることにした。以後、寒い冬でも暑い夏でも、王文卓さんの両親は彼女を毎日約20キロ離れた筝訓練センターに連れて行き、筝を学ばせた。

 

 2年以上学び、王文卓さんは筝の演奏テクニックを身につけ、演奏レベルを上げていった。2019年、王文卓さんの意見を聞き、筝訓練センターの講師は彼女を公演に連れて行き、コンテストに参加させるようになった。舞台で、彼女は素晴らしい演奏で観客を感動させている。

 

 王文卓さんは、「筝を練習するとき、自分が舞台にいる姿を想像すると自信が持て、生活でも勇気が湧いてくる」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月18日


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