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虫よけ対策、ビタミンBやブレスレットは効果なし。
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一年で最も熱い季節が到来した。気温が上がり、蚊も増えている。毎年この季節になると、巷ではさまざまな虫除け対策が噂される。ビタミンBを摂取し、虫除けブレスレットを使用し、超音波や紫外線で蚊を追い払うなどだ。
これらの方法に効果はあるのだろうか、どのような方法が効果的かつ安全なのだろうか。科技日報の記者は専門家を取材した。
ビタミンBは効果なし
軍事科学院軍事医学研究院微生物流行病研究所の趙彤言研究員は「ビタミンBの服用や塗布による虫除けは、多くの実験で効果がないことが証明されている」と述べた。
「ビタミンB1に虫除け効果があると思われているのは、やや臭みがあり、味も苦いからだ。これは人々の素朴な考え方に過ぎない。玉ねぎのような刺激的な匂いでも、蚊を退ける効果はまったくない」
ブレスレットは気休め
蚊がビタミンBに無反応ならば、人気商品の虫除けブレスレットの効果はどうだろうか。
成都華希昆虫博物館の趙力館長は科技日報の記者に、「虫除けブレスレットには虫除け薬が入っており、服にスプレーをするのと同じようなものだ。しかし虫除け薬はあっという間に揮発し、気休め程度にしかならない」と説明した。
超音波虫除け装置、一部にしか効果なし
超音波虫除け装置が近年、流行し始めている。人々はまたスマホやパソコンに、虫除け超音波を出すソフトやアプリを入れている。これらの「ハイテク」製品は、知らぬ間に虫除け効果を発揮すると宣伝しているが、これほど楽で効果的な神器が本当にあるのだろうか。
趙氏は記者に「超音波による虫除けの原理は確かに信頼できるが、現在の虫除け装置は一部の蚊の羽の振動周波数しか真似できず、蚊の種類に応じ超音波を出すことは不可能だ」と説明した。
趙氏はさらに「家の中には通常、さまざまな種類の蚊が入ってくるが、単一的な周波数を流してもすべてを追い払うことができない。そのため日常生活における超音波による虫除け効果は微々たるものだ」と話した。
紫外線、効果的な虫除け効果を発揮せず
紫外線では効率的に虫を殺すことができず、ごく少数の蚊しか殺せないことが、多くの研究で証明されている。そのうち多くが血を吸わないオスの蚊だ。
趙氏は「紫外線は確かに蚊を引き寄せる効果があるが、周囲に光がないことがその前提条件だ。ところが私たちが生活している室内には他の光の干渉があり、蚊が紫外線に誘導されにくくなる。装置の紫外線を長時間浴びると肌に悪影響が生じる。肌が荒れ、黒ずみ、さらには傷ができることもある」と注意を促した。
蚊取り線香が直接的な措置
趙氏によると、神出鬼没な蚊を退治する真の効果的な方法は、最も伝統的な蚊取り線香や虫除けスプレー蚊帳や網戸などの物理的な方法だ。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年7月21日
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