人間の脳とコンピュータ端末をつなぐベンチャー企業「ニューラリンク」のCEO、テスラ及びスペースXの創業者であるイーロン・マスク氏は米国時間16日に記者会見を開き、ニューラリンクが効率的に脳とコンピュータをつなぐ方法を発見したと述べた。神経手術ロボットを使い脳内に4−6ミクロンの線を植え込み、USB-Cで直接脳波を読み取ることができる。さらにはiPhoneで操作し、脳の情報を受け取り、脳に情報を送り込むことができるという。
iPhoneにより脳を制御し情報を伝える。これが最も分かりやすい例だ。それでは誰がiPhoneを操作するのだろうか。『1984』が現実になるのだろうか。人とコンピュータが結びつくと、脳と脳の情報交流と受け取りが乱れ、秩序を失うのではないだろうか。
そこでマスク氏とニューラリンクは、彼らがすでに技術の進展を実現し、動物実験を行ったと発表した。また2020年より人を使った実験を行う予定だという。しかし米国の衛生主管機構や米食品医薬品局(FDA)などが許可するかについては未知数だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月21日