8月8日、障害者の陶国金さんの義肢装着を手伝う黄水根さん
江西省リハビリ補助器具技術センターの作業室で、白衣を着た黄水根さんは集中してノギスで石膏型を測量している。彼の前にある長い作業場には様々な義肢のパーツが置かれている。
1981年生まれの黄水根さんは義肢組み立てエンジニアで、2002年から江西省リハビリ補助器具技術センターで義肢装具などのリハビリ補助器具の製作に従事している。型取り・修正、真空排気成形、装着の手伝い、トレーニング、交付など、どの工程も真剣に行い、命を宿すものと同じように作業する。「彼らが自分の作った器具を装着し、実際の問題を改善し、生活の質を向上させていくのを目にすると、満足感を覚える」と黄水根さん
黄水根さんはこれまでに数百人の障害者の義肢を組み立て、彼らの障害による不便を軽減し、彼のチームは民政部から「黄水根技能大師工作室」栄誉称号を得た。黄水根さんは、「彼らが再び立ち上がり、世話を必要としていた状態から自分で動けるようになり、起業・就職し、社会価値を高めることこそが私にとって最大の原動力」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月9日