島を守る「ロビンフッド医師」

8月16日、青島市西海岸新区で、船に乗って霊山島に向かう周兆敬さん

 

   山東省青島市西海岸新区南東部の黄海の陸地から約9海里離れた場所に、霊山島という島がある。2013年から、青島市西海岸新区は管轄区の5カ所の医療機関から優秀な医師を交代で霊山島に派遣し、今年40歳の周兆敬さんもその1人である。周兆敬さんは2018年に青島市西海岸新区中心医院医療サービス共同体霊山島コミュニティ衛生サービスセンターに派遣され、総合診療医として働いている。

 

   島の医師の仕事は大変で孤独で、市街地との間を行き来する手段は船だけである。生活環境も都市部と比べ物にならない。そのため、周兆敬さんは同僚とよく「ロビンフッド医師」と自嘲している。家族と離れて島で暮らす彼らは仕事をしっかりとこなし、診察、問診、巡回診察などを行い、医者として仁愛の心を持って2500人以上の島民の健康を守っている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2019年8月19日