湖南省胸科医院内視鏡センターで、マスクをつけて仕事を始める肖陽宝さん(8月14日)
防護服を着てマスクをつけ、肖陽宝さんは内視鏡センターの診察室に入り、1日の仕事に取りかかる。彼の仕事は、結核病患者の内視鏡検査と内視鏡手術である。
今年39歳の肖陽宝さんは湖南省胸科医院内視鏡センターの主任で、結核病の治療に携わって約8年になる。内視鏡センターの仕事はリスクがあるが達成感もあり、内視鏡手術の方が結核菌を含む気道分泌液に触れやすく、職業被ばくのリスクも高い。その上、人体の気道はもろく、周囲に多くの欠陥があるため、集中して操作しないと血管破裂や患者の窒息などの事態を招きかねない。内視鏡操作は結核病の診断と治療に欠かせず、肖陽宝さんは自分が治療した患者がスムーズに呼吸できるのを目にすると達成感を覚える。結核病に感染する不安もあるが、肖陽宝さんは情熱を持って仕事をし、これまでに約3万回の手術を行った。
結核病患者と毎日接触するため、胸科医院の医師らはマスクをつけて仕事をし、「覆面衛兵」と自称している。肖陽宝さんは、「患者に必要とされる限り、ここにい続ける」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月19日