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japanese.china.org.cn |24. 08. 2019

留守児童の「映画の夢」

タグ: 留守児童 映画



内丘県の北嶺中心小学校、『向陽而生』の撮影班の子供たち(15日に撮影)。


 夏休みで静かなはずの河北省内丘県の北嶺中心小学校が賑やかになった。そこでは同校の教員と児童が自発的に創作する短編映画『向陽而生』の撮影が行われていた。


 同校の児童が出演する本作は、農村の留守児童の自立をテーマとしている。当初は出稼ぎに出ている両親が恋しかったが、後にその気持ちを学習の動力に変え、医師を志す内容になっている。


 北嶺中心小学校は内丘県の北西の丘陵地帯にある。ここは土地が痩せ、産業構造が単一的で、多くの農家が出稼ぎで生計を立てている。約330人の全校生徒のうち留守児童が約55%を占めている。留守児童の課外活動に彩りを添えるため、同校は2014年に短編映画製作所「星光」を設立し、短編映画の撮影を開始した。現在まで7作品を撮影している。


 児童のストーリーが脚本で、教員がメガホンを取り、児童が俳優になる。『向陽而生』の主演、冀紫涵さんは「私は主人公から自信と楽観を見いだし、強い心と感謝の気持ちを持つことを学んだ」と話した。暑くても撮影班の児童は台詞を覚え、撮影し、撮影場所を転々とした。その一コマ一コマが、児童の「映画の夢」を叶えている。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月24日


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