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japanese.china.org.cn |31. 08. 2019

標高3300メートルの兵站、父の遺志を継ぎ川蔵線を守る兄弟

タグ: 川蔵線 兵站

 

 新都橋兵站の馬智輝站長は軍事学校卒業後、チベット軍区川蔵兵站部甘孜大站に配属されるとは思いもしなかった。ここは父が20年前に就役した場所であり、川蔵線もまた父が殉職する前に何度も往復し守った場所だ。父の遺志を継ぎ、馬智輝さんと兄の馬敏さんは順調に軍事学校に入学し、川蔵線沿線に配属された。

 

 この写真は馬智輝さんの父、馬柯長さんの生前に撮影された家族写真だ。馬柯長さんは1987年3月12日に任務遂行中、飛仙関を通過した。空が暗く大雪が降り、馬柯長さんの運転する車は谷に転落し、犠牲になった。馬智輝さんは当時まだ5歳で、兄の馬敏さんも8歳だった。

 

 部隊の支援を受け、馬智輝さんの母、陳格蘭さんは苦しみながら2人の子供を育て、軍営に送り込んだ。馬智輝さんが所属する新都橋兵站は川蔵線の重鎮、四川省からチベットに入る際に必ず通過する場所であり、川蔵道路南線・北線の分岐点でもある。 


 ベテラン兵の楊維さんによると、重要な部隊支援任務を何度も経験することで、初めて自分の仕事の重要性を深く実感できるという。「仕事に貴賤の差はなく、楽な仕事などない。軍人全員が天安門広場の検閲に行けるわけではないが、誰もが自分の持ち場で祖国や国民からの検閲を厳かに受けている。戦場の戦士たちがよく食べ、よく眠れるようにするのも非常に重要だ」


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月31日

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