社会>
japanese.china.org.cn |16. 09. 2019

長江水源第一県の生態発展 貧困脱却を促進

タグ: 長江水源 生態発展

(决战决胜脱贫攻坚·图文互动)(1)以保护促脱贫 以脱贫助保护——长江源头第一县的生态发展选择

青海省玉樹チベット族自治州治多県治渠郷同卡村で、家の棚を片付ける昂文西譲さんの妻の布沙措江卓瑪さん(9月12日)


 9月中旬の青海省玉樹チベット族自治州治多県は天気が不安定で、雨後に虹がかかることも多い。治渠郷同卡村の村民の昂文西譲さんはヤクの子供に餌をやり、雨後の新鮮な空気を吸い、自宅に向かった。その後ろではチベットスナギツネが小川の水を飲み終え、山奥に走っていった。

 

 三江源の奥地の平均標高4500メートルに位置する長江水源の県は「環境保護衛士」の傑桑·索南達傑が生まれ、働く場所である。彼が命がけで守る可可西里は世界遺産になり、昂文西譲さんら三江源地区の住民が共同で保護する宝でもある。

 

 生態の改善に伴い、村民はヒグマによって生活が乱されるという新たな悩みに直面している。同卡村の党支部書記の安多存多傑さんによると、ここ数年、ヒグマによる被害が増え、民家に入って食料を漁ったり、牛や羊、人を攻撃するという状況が発生している。

 

 昂文西譲さんの引っ越し先の新居は塀の高さが2メートルあり、鉄の扉も設置されている。治多県治渠郷党委書記の昂才仁さんは、「こうしないとヒグマに襲われる。牧畜民の生命と財産の安全を保護できない」と話す。

 

 村民はヒグマを愛し、憎んでいる。愛するのは、ヒグマの数の増加は環境保護の効果と生態の改善を意味するためである。憎むのは、ヒグマによる破壊を解決するのが困難であるためである。一部の牧畜民は農場の小屋の扉と窓を開け、中に食べ物を残し、小屋への被害を抑えている。これも牧畜民とクマの共存方法の1つである。


1   2   3   4   5   6   7   8   9   >