日本の高齢化率が過去最高に 65歳以上が全人口の3割弱占める

日本の高齢化率が過去最高に 65歳以上が全人口の3割弱占める。日本の総務省が15日に発表した統計によると、日本の65歳以上の高齢者が全人口に占める割合は28.4%、 65歳以上の就業者が全就業者に占める割合は12.9%で、記録開始以来の最高水準となった…

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発信時間:2019-09-17 11:29:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本の総務省が15日に発表した統計によると、日本の65歳以上の高齢者が全人口に占める割合は28.4%、 65歳以上の就業者が全就業者に占める割合は12.9%で、記録開始以来の最高水準となった。

 

割合が上昇

 

 総務省統計局は2015年国勢調査をもとに、その後4年間の出生数や死亡数などのデータを組み合わせ、2019年9月の総人口は1億2600万人になると推計した。うち65歳以上は3588万人で前年同期比32万人増加、65歳以上の高齢者が全人口に占める割合は28.4%で前年同期比0.3ポイント上昇し、過去最高を記録した。

 

 65歳以上の男性は1560万人、女性は2028万人。うち70歳以上は2715万人、80歳以上は1125万人、90歳以上は231万人、100歳以上は7万人。

 

 総務省統計局のデータによると、日本の高齢化率、すなわち65歳以上の高齢者が全人口に占める割合は世界一で、2位のイタリアより5.4ポイント高い。3位はポルトガルで、高齢化率は22.4%。

 

 日本の国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、日本の高齢化率は今後も上昇し、2025年には30%、2040年には35.3%になる見通し。社会保障制度、買い物、交通などの面における高齢者支援の強化が急務となる。

 

働き続ける

 

 2018年の日本の労働力調査によると、65歳以上の862万人が就業し、全就業者に占める割合は12.9%で記録開始以来の最高値となっている。

 

 65歳以上の就業者のうち男性は512万人、65歳以上の男性の33.2%を占める。女性は350万人で、就業率は17.4%。

 

 日本の高齢者就業率は年齢とともに低下し、65歳から69歳の就業率は46.6%、70歳から74歳は30.2%、75歳以上は9.8%となっている。65歳以上の就業者の多くが小売業に従事し、従事者は約127万人。

 

 共同通信社は、日本の高齢者は社会の労働力不足を埋める「重要な戦力」と論じた。

 

引受人がいない

 

 共同通信社が14日にまとめたデータによると、日本の人口50万人以上の20都市における「無縁遺骨」は8287柱に上り、2013年度の約1.4倍であることがわかった。

 

 「無縁遺骨」は日本語の表現で、遺骨の引受人がいないことを意味する。

 

 大阪市が2018年に引き取った無縁遺骨のうち、9割が生前に生活保護を受けていた。名古屋市でのこの割合は83%、神戸市は78%。多くの市がこれらの遺骨を一時的に保管し、一定期間をすぎると市が運営する共同墓地に合葬する。費用は市が負担する。


 日本の生活保護制度に詳しい花園大学社会福祉学部の吉永純教授は、生活保護を受ける家庭のうち、65歳以上の高齢者は50%を超えており、この世代の社会での孤立現象が深刻であることを示すと話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年9月17日


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