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japanese.china.org.cn |14. 10. 2019

双子姉妹がパンダ館に入居 北京動物園に国宝10頭が揃う

タグ: パンダ 北京動物園


   13日、北京動物園のパンダ館に2頭の新メンバーが加わり、四川省成都市で生まれた双子姉妹の「萌宝」と「萌玉」がパンダオリンピック館に入居した。これにより、北京動物園のパンダ館に「10大将」が揃った。

 

 13日午前、北京動物園のパンダ館オリンピック館の中央展示ホールに、2頭の1歳5カ月の双子パンダが登場した。単独の部屋に入居してまだ日が経たないため、2頭は環境適応時期にあり、室内の運動場でよじ登ってみたり、竹を拾って口に入れてみたりしている。

 

 2頭の名前は「萌宝」と「萌玉」で、2018年5月23日に四川省で生まれた双子姉妹。「萌宝」と「萌玉」の父親は「美蘭」、母親は「萌萌」で夫婦ともに知名度が高いため、双子誕生時に注目を集めた。双子パンダは誕生して1年半、母親の「萌萌」と四川省成都市で生活し、母親の近くでミルクを飲み、竹の食べ方を学んだ。

 

 双子が成長し、全ての条件が整ったことを前提に、北京動物園と四川成都繁育研究基地は今年9月10日に2頭をパンダに移す方向で話し合った。北京動物園の経験豊富なパンダ飼育員である李常青氏は今年9月上旬に基地に派遣され、双子に飼育員と飼育方法に慣れてもらうため、半月にわたり双子とコミュニケーションをとってきた。1カ月の厳格な検疫をへて、この双子は北京の環境に慣れ、ミルクの摂取量と体重は増加し、自分で竹を食べ、排便も正常にできるようになった。李常青氏は、「通常、パンダは単独で生活するが、この双子は小さい時から一緒にいるため、しばらくは一緒に生活させ、もう少し大きくなってから別々に飼育する」と話した。


 北京動物園に生活するパンダは現在10頭に達する。パンダたちが快適に生活できるようにするため、飼育員は工夫を凝らし、室内運動場に植物を増やし、室外運動場にロッキングチェアや台などの遊具を設置した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月14日