中山基地付近で停泊中の「雪竜兄弟」(1日にドローンで撮影)。
極地科学観測砕氷船「雪竜2号」は3日に中山基地を離れ、中国第36回南極観測隊の一部の隊員を乗せ反時計回りに航行し、南極海の海域の科学観測に向かった。「雪竜号」は荷降ろしを終え、引き続き中山基地のその他の作業任務を遂行する。9日に中山基地を離れ、時計回りに航行しアムンゼン海の作業に向かう予定。今回の観測が終了するまで2隻は合流しない。
第36回南極観測は、雪竜2号が初めて参加する南極観測だ。また中国が2隻の雪竜を用い南極観測を行うのもこれが初。中山基地に向かう途中、及び中山基地での作業期間中、「雪竜兄弟」は1海里内(1海里は約1.85キロ)まで計8回接近していた。