国家航天局は10日、「高分7号」衛星が撮影した第1陣の立体画像を発表した。環球時報の調べによると、中国初の民間用準メートル級光学伝送型立体測量衛星である高分7号には、他にもその力を十分に発揮できる分野がある。
国家航天局が10日に発表したこの22枚の立体画像は鮮明で、その測量性能をより直観的に感じることができる。同衛星は宇宙で地球の3D画像を容易に撮影できるほか、中国及び世界の地形の誤差1メートル内の立体地図を作成することができる。
中国航天科技集団第五研究院高分7号衛星チーフデザイナーの曹海翊氏によると、高分7号の地上の物体に対する平面測位精度は5メートル内、垂直測位精度は1.5メートル内で、1万分の1スケールの立体測量の需要を満たす。従来の5万分の1スケールの測量能力と比べると、地上の物体の位置をより正確に調べ、より多くの細部を識別することができる。「例えば従来ならば広めの高速道路と国道の位置を調べることができたが、現在は農村部の小道も正確に調べられるようになった」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月11日